人気の保育士転職サービスである「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を5つの項目で比較してみました。
今回は、保育士転職サービスを利用する際に基本となる「1.対応エリア」「2.施設別・雇用形態別求人数」「3.サポート内容」「4.サービスの特長」「5.運営会社」を徹底比較しています。両サービスの良いところ悪いところ包み隠さずお伝えしていきます。
これからどちらに申し込もうか迷っている方の参考になれば幸いです。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を5つの項目で比較しました!
1.対応エリアで比較 | それぞれの転職サービスをエリア別の求人数で比較してみました。 |
2.施設別・雇用形態別で比較 | 保育園や幼稚園などの施設別の視点、また、正社員やパートなどの雇用形態の視点から公開求人数を比較してみました。 |
3.サポート内容で比較 | それぞれの転職サポート内容を比較してみました。 |
4.サービスの特長で比較 | 両サービスの特長を比較してみました。 |
5.運営会社で比較 | それぞれのサービスを展開している運営会社を比較してみました。 |
上記の5つの項目で、保育士ワーカーとヒトシア保育を比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を対応エリアで比較!
保育士ワーカー | ヒトシア保育 | |
対応エリア | 全国 | 全国 |
対応エリアは保育士ワーカーとヒトシア保育、いずれも全国対応となっています。続いてそれぞれの公開求人数をエリア別に比較しました。※求人件数は2023年6月時点のものです。
公開求人数(件) | 保育士ワーカー | ヒトシア保育 |
北海道・東北 | 3,873 | 4,431 |
東京 | 6,729 | 5,502 |
関東 | 10,280 | 8,873 |
北陸・甲信越 | 1,674 | 2,296 |
東海 | 3,021 | 4,253 |
近畿 | 10,134 | 6,028 |
四国・中国 | 3,364 | 4,332 |
九州・沖縄 | 4,354 | 5,745 |
合計 | 43,419 | 41,460 |
保育士ワーカーとヒトシア保育は、公開求人数がともに40,000件超えと業界トップクラスの求人案件を保有しています。
エリア別に見ると両サービスとも全国をカバーしていますが、保育士ワーカーよりもヒトシア保育の方が各エリアに分散しており、全国をまんべんなくカバーしている状況です。保育士ワーカーは東京・関東エリアと関西エリアの比率が高くなっています。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を施設別・雇用形態別で比較!
保育士ワーカーとヒトシア保育を各ホームページの公開求人情報をもとに施設別・雇用形態別で比較しました。※情報はいずれも2023年6月時点のものです。
施設別
公開求人数(件) | 保育士ワーカー | ヒトシア保育 |
保育園 | 28,390 | 24,275 |
院内・企業内・学童保育等 | 4,752 | 2,298 |
幼稚園・認定こども園 | 3,470 | 14,620 |
合計 | 42,050 | 41,193 |
保育園とその他の保育施設、幼稚園の3種類で公開求人数を比較しました。
保育士ワーカーは保育園が7割弱、病院内保育所や企業内保育所などのその他保育施設が1割と、約8割が保育施設となっており、残りの2割が幼稚園や認定こども園となっています。
それに対してヒトシア保育は保育園、その他の保育施設あわせて約6.5割、幼稚園が約3.5割となっており、保育士ワーカーよりも幼稚園・認定こども園の占める割合が多いのが特徴となっています。
雇用形態別
公開求人数(件) | 保育士ワーカー | ヒトシア保育 |
正社員 | 25,152 | 37,395 |
アルバイト・パート | 13,985 | 3,198 |
合計 | 39,559 | 40,593 |
雇用形態別では保育士ワーカーは正社員とアルバイト・パート等が6:4となっている一方で、ヒトシア保育は正社員の求人案件が9割超えと、ほとんどが正社員案件となっています。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を転職サポート内容で比較!
保育士ワーカー | ヒトシア保育 | |
専任担当者 | ◯(保育士専門アドバイザー) | ◯(コンサルタント) |
コミュニケーション手段 | 電話、メール、出張面談 | 電話、メール、LINE |
登録後面談 | ◯ | ◯ |
求人紹介 | ◯ | ◯ |
応募書類作成アドバイス・添削 | ◯ | ◯ |
面接・見学日程調整 | ◯ | ◯ |
面接対策 | ◯ | ◯ |
面接同行 | ◯ | ✕ |
条件交渉 | ◯ | ◯ |
アフターフォロー | ◯ | ◯ |
施設からのスカウト | ? | ◯ |
保育士ワーカーとヒトシア保育を転職サポート内容で比較してみました。
どちらも専任の担当者が転職活動を全般にわたってサポートしてくれる転職サービスとなっています。
大きな違いはスカウト機能です。スカウト機能とは、自分の匿名プロフィールに興味を持った施設からスカウトが届くというもので、この機能はヒトシア保育のみ利用できます。
また、保育士ワーカーには面接同行サービスがありますが、ヒトシア保育では行っていない点も相違点になります。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」をサービスの特長で比較!
保育士ワーカー | ヒトシア保育 | |
転職サービスの主な特長 |
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保育士ワーカーの特長について
保育士ワーカーは、国内各地に拠点を持つ株式会社トライトキャリアが運営している保育士専門の転職支援サービスです。自社の広いネットワークを利用して、各地域のニーズに合わせたサポートを行っています。
全国に拠点があるため、経験豊富なアドバイザーが出張する形での対面面談や応募面接のサポートなどを丁寧に行ってくれます。実際に「アドバイザーから十分なサポートをしてもらえた」等の口コミが複数挙がっています。
保育士ワーカーでは、利用者それぞれに専属のアドバイザーが付いて、転職の相談から求人紹介、応募書類のチェック、面接の準備、条件の交渉、そして入社後のサポートまで、総合的にサポートしてくれます。
特に保育士ワーカーにはアドバイザーが実際の面接まで同行してくれる面接同行サービスも行っており、職歴にブランクがある等で面接に不安がある人には心強いサービスです。
このサポートについても、実際に利用した人から「細かい部分まで気を使ってもらえた」「きめ細やかなアフターサポートをしてもらえた」といった声が寄せられており、サービスの質の高さが伺えます。
ヒトシア保育の特長について
ヒトシア保育は幅広い人材サービスを展開している株式会社ネオキャリアのサービスです。
ネオキャリアは保育関連だけでもヒトシア保育だけでなく、保育士専用の求人サイトである「保育Fine!」や新卒保育士向けの求人サイト「ヒトシア保育新卒」、保育士口コミサイト「保育ひろば」といったサービスやサイトを運営しています。
ヒトシア保育も保育士ワーカー同様に、専任の担当者(コンサルタント)が専任で付いて、転職に関する希望のヒアリングや希望に合った求人案件の紹介、応募書類の添削や面接準備、応募先施設との日程調整、内定後の条件交渉、入社後のアフターフォローなど、転職活動を幅広くサポートしてくれます。
ヒトシア保育が保育士ワーカーと異なる特徴としては、園や施設から直接スカウトが届く「スカウト機能」がある点です。
スカウト=内定、ということではありませんが、思いもよらなかった園や施設から声がかかる可能性があり、自分の転職市場での価値を確認できたり、転職先の可能性が広がるメリットがあります。
また、ヒトシア保育の特徴として「スピーディーな転職ができる可能性がある」ことが挙げられます。ヒアリングを経て平均で1~2週間で入職が決まることが多く、中には2日で決まったという事例も。
次の転職先を早く決めたい、という場合に活用したいサービスです。
「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」を運営会社で比較!
保育士ワーカー | ヒトシア保育 | |
会社名 | 株式会社トライトキャリア | 株式会社ネオキャリア |
設立年 | 2004年11月 | 2000年11月 |
従業員数 | 6,648名(臨時雇用者含む) ※2022年12月末時点 |
3,617人 ※2023年2月28日時点 |
本社(代表所在地) | 大阪本社 〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎2-12-7 清和梅田ビル13階東京本部 〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー17階 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル 2階 |
拠点 | 56拠点(グループ合計) ※2022年12月末時点 |
国内74拠点 |
その他の展開サービス |
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保育士ワーカーとヒトシア保育をそれぞれ運営する会社を比較してみました。
保育士ワーカーは、2004年設立のトライトキャリアが運営しており、ヒトシア保育は2000年設立のネオキャリアが運営しています。
どちらの企業も、保育士転職サービスを手掛ける企業としては比較的早い段階から活動していることが分かります。
両社とも、日本全国の都道府県以上に拠点を展開している点は共通していますが、従業員の規模についてはトライトキャリアがネオキャリアの約2倍と大きく異なります。
これはネオキャリアが建設業界など他分野での人材派遣を行っており、そこに所属するスタッフも含まれていることが原因と推測できます。
トライトキャリアは、「保育士ワーカー」以外にも「介護ワーカー」「医療ワーカー」といった医療・福祉業界を中心とした人材サービスを提供しており、また、グループ内で建設業界向けの人材サービスも展開しています。
ネオキャリアは、業界を問わない一般的な人材採用のサポートから、特定のテーマを持った「医療・介護人材」「女性採用」「留学生・外国人採用」などのサービスまで、幅広く手掛けています。
「保育士ワーカー」をおすすめの方はこんな人!
- 地方での転職を希望している人
- アドバイザーと対面での面談を希望する人
- 面接が不安な人(アドバイザーの同行を希望する人)
- 入社後が心配な人(アフターフォローを希望する人)
保育士ワーカーは、約40,000件の求人案件が関東エリアと近畿エリアを中心に全国にバランスよく保有しています。そのため地方での転職を希望している場合でも条件に近い求人を見つけられる可能性があります。
また保育士ワーカーはアドバイザーが転職希望者のところへ赴いて対面での面談を行う「出張面談」サービスも提供しているため、仕事の関係で時間がない場合でも対面でじっくりと面談ができます。
保育士ワーカーのアドバイザーは、転職活動を全般に渡ってサポートしてくれるため、転職活動自体はじめてだったり、育児等でブランクがあって自分をどのようにアピールしたら良いか困るケースであってもベストな活動になるよう支援してもらえます。
「経験豊富なアドバイザーから助言をもらいながら不安なく転職活動を進めていきたい」と考える人におすすめのサービスです。
「ヒトシア保育」をおすすめの方はこんな人!
- 幼稚園や認定こども園などの就職も選択肢として考えている人
- 正社員での就職を希望する人
- 園や施設からスカウトを受けたい人
- 早く次の就職先を決めたい人
ヒトシア保育は約40,000件の求人案件の約3割が幼稚園や認定こども園となっており、数ある保育士転職サービスの中でトップクラスの保有数となっています。
そのため、保育園や保育施設だけでなく幼稚園等も視野に入れて可能性を検討していきたい人にとっておすすめの環境です。
また雇用形態別の比率では正社員が9割超となっており、正社員としての就職を希望している人にとってもおすすめです。反対にパートやアルバイト等の非正規雇用での就職を希望している人にはおすすめできない環境となっています。
また、何度か触れてきた通り、自分の経歴に興味を持ってくれた施設から直接声がかかるスカウト機能があるため、自分を評価してくれる施設で働きたい人におすすめです。
さらにヒトシア保育では、コンサルタントとの面談から平均で1~2週間で入職が決まるスピーディーな転職活動も大きな特徴となっているため、早く次の園を決めたい人にとっておすすめの転職サービスです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は人気の転職サービスである「保育士ワーカー」と「ヒトシア保育」の違いを5つご紹介してきました。
保育士ワーカーとヒトシア保育は結構比較して検討する人も多いのですが、実は「保育士ワーカー」と「ジョブデポ保育士」で比較する人の方が多いのです。
詳しくは「保育士ワーカーとジョブデポ保育士を5つの項目で比較! ※近日公開予定」こちらにまとめましたので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
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