保育士ワーカーと保育士ONEを5つの項目で比較！

人気の保育士転職サービスである「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を5つの項目で比較してみました。

今回は、保育士転職サービスを利用する際に基本となる「1.対応エリア」「2.求人数」「3.サポート内容」「4.サービスの特長」「5.運営会社」を徹底比較しています。両サービスの良いところ悪いところ包み隠さずお伝えしていきます。

これからどちらに申し込もうか迷っている方の参考になれば幸いです。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を5つの項目で比較しました！

上記の５つの項目で、保育士ワーカーと保育士ONEを比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を対応エリアで比較！

対応エリアは保育士ワーカーと保育士ONE、いずれも全国対応となっていますが、保育士ワーカーは全国を網羅する形で拠点があるのに対して、保育士ONEは公開されている情報だと大阪本社一拠点となっているため、両サービスとも全国をカバーしているとはいえ、その密度や小回り度合いでは保育士ワーカーに分がある印象です。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を求人数で比較！

続いてそれぞれの求人数をエリア別に比較しました。※求人件数は2023年6月時点のものです。

保育士ONEは求人案件がすべて非公開求人となっており、サイトで求人検索することができないため、エリア別の求人案件数は不明です。ただし保育士ONEの担当者によると全国約20,000件の求人案件を保有しているとのことでした。トータルで見ると保育士ワーカーの方が約2倍の求人案件数を保有していることになります。

また、保育士ONEがすべて非公開求人であるため、施設別(「保育園」「企業内保育所」「幼稚園」など)や雇用形態別(「正社員」「パート・アルバイト」等)でどれくらいの求人数があるのかについても不明です。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を転職サポート内容で比較！

保育士ワーカーと保育士ONEを転職サポート内容で比較してみました。保育士ONEのホームページは登録専用になっており、サポート内容についての明記が無いため、口コミ等の情報から整理したものになります。

これによると保育士ワーカーと保育士ONEではサポート内容に大きな違いがありませんが、コミュニケーション手段にて、保育士ワーカーは対面での面談が可能となっており、保育士ONEはLINEでのやり取りが可能となっている点が唯一の相違点でした。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」をサービスの特長で比較！

保育士ワーカーの特長について

保育士ワーカーは株式会社トライトキャリアという、全国に拠点を持つ法人が運営しており、組織力を武器として規模の大きな転職サービスを展開しています。

各地に拠点があるため、出張面談や面接の同行などもスムーズに対応してくれることが容易に想像できます。実際の口コミでも「面談時にフォローしてくれた」等の評価がありました。

また大きな組織にも関わらず、専任のアドバイザーが親身になってきめ細やかなサポートをしてくれる点も特長となっており、「丁寧に話を聞いてもらえた」「細かくフォローしてくれた」等の口コミが多くありました。

保育士ONEの特長について

一方の保育士ONEは、まずサポート対象の年齢層が20～60代までと幅広い点が特長です。20～30代であれば求人のニーズが高いため、どの転職サービスも注力していますが、40代以降になると各社で取り組む度合いが異なります。

そのような状況の中、保育士ONEでは40代以降にも力を入れているので、40代以降での転職の場合には心強い存在と言えます。

また、大きな特長として「しつこい電話がない」点が挙げられます。こちらはホームページで特に謳ってはいませんが、「頻繁に連絡がなかったので自分のペースで転職活動ができた」等の口コミが多くありました。

さらに保育士ONEでは「99％以上」とほぼすべての方が転職による給与UPを実現している点も特長です。給与UPという面からの求人提案や応募先企業との条件交渉がとても上手いことが想像できます。

「保育士ワーカー」と「保育士ONE」を運営会社で比較！

保育士ワーカーを運営する株式会社トライトキャリアはトライトグループの中核企業であり、「保育士ワーカー(保育士)」をはじめとして、

• 「ドクターズワーカー(医師)」
• 「PTOTSTワーカー(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)」
• 「医療ワーカー(看護師)」
• 「栄養士ワーカー(栄養士・管理栄養士・調理師)」
• 「デンタルワーカー(歯科衛生士)」
• 「介護ワーカー(介護職)」

など、医療・福祉分野の幅広い職種で人材紹介や派遣を行っています。

従業員数はグループ全体で約7,000名、拠点も56拠点と多く、全国規模で転職サービスを展開していることが分かります。

一方の保育士ONEは株式会社リンケージが運営しています。会社ホームページが無いため従業員数や地方拠点など情報がない部分もありますが、2015年に設立された会社で「メディカルリンケージ」という、歯科医師や歯科衛生士など歯科専門の求人サイトを運営しています。

調査を進めてみると、歯科領域での事業展開を主軸として行っている印象で、保育士の転職サービスに関する情報は保育士ONE以外、特にありませんでした。

保育士ONEは2021年1月から始まったサービスのため、歯科領域の転職サービスで培ったノウハウを活かして保育業界にチャレンジしたものと推測できます。とはいえサービス開始から約2年で非公開とはいえ約20,000件の求人案件を集める実行力はとても素晴らしいものがあります。

「保育士ワーカー」をおすすめの方はこんな人！

• 地方での転職を考えている人
• 病院内保育や企業内保育など保育園以外の施設への転職も視野に入れている人
• 正社員での転職を考えている人
• パートでの転職を考えている人
• 幼稚園や認定こども園への転職を考えている人
• ブランクや未経験での転職になる人
• 保育士専門アドバイザーと対面での面談を希望する人
• 入社後のサポートも必要な人

保育士ワーカーと保育士ONEを比べて一番大きな点は保育士ワーカーを運営するトライトキャリア(トライトグループ)の規模の大きさです。グループ全体で全国に56拠点あり、従業員数も約7,000名ととても大きな組織であることが分かります。

大手企業のサポートという安心感の中で大切な転職活動をすすめていきたいという人にとってはとてもおすすめできるサービスです。

組織が大きいと一般的にはサービスが均一になり、利用者それぞれにきめ細やかなサービスを提供するのが難しくなりますが、保育士ワーカー利用者の口コミを見ると「(保育士専門アドバイザーに)まめに連絡してもらえた」「話を丁寧に聞いてもらえた」など評価する声が多く、組織は大きいけれども細やかなサービスを受けられることが分かります。

また、ブランクや未経験の求人数も多く、入社後のアフターフォローもしっかりと行ってくれるので、産休育休で保育士から離れた期間が長かったり、保育士免許は持っているけれど就職したことがなかったりする人にとっては心強い存在になるはずです。

保育士ワーカーの公式サイトはこちら

「保育士ONE」をおすすめの方はこんな人！

• 首都圏での転職を考えている人
• 40代以上の人
• 自分のペースで転職活動を進めたい人
• 転職によって給与UPを実現したい人

保育士ONEは保育士ワーカーと比べると約半分の求人件数ですが、全国で約20,000件と決して少なくない数字ですが、

ただし求人案件は首都圏に集中しているという情報があるため、首都圏での転職を考えている人にとっては色々な選択肢がある反面、地方での転職を希望する人にとっては「希望に見合う候補が見つからない」という可能性も十分に考えられます。

また、保育士ONEの特長で書きましたが、保育士ONEは40代以上の転職サポートにも力を入れているため、他の転職サービスで年齢を理由にうまく活動ができなかった人でも期待を持てます。

さらに保育士ONEの大きな特長として「しつこい連絡がない」点があり、口コミでも多くの利用者から評価を受けています。専任の担当者は転職活動のペースメーカーでもあるため、どうしても求職者への連絡が多くなりがちですが、保育士ONEでは必要最低限の連絡でコミュニケーションを取るため、わずらわしい連絡を受けずに自分のペースで転職活動を進めたい人にとってもおすすめです。

加えて保育士ONEでは転職者の99%以上、ほぼすべての人が転職によって給与UPを実現しているという情報もあります。これは担当エージェントの「求人案件の提案力」「応募先との信頼関係や条件交渉力」等の賜物と思われます。

保育士ONEの運営会社(リンケージ)の規模は保育士ワーカー(トライトキャリア)と比べると小さめですが、担当者の力量は遜色ないことが分かります。転職による給与UPも目指している人にとって心強い存在です。

保育士ONEの公式サイトはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は人気の転職サービスである「保育士ワーカー」と「保育士ONE」の違いを5つご紹介してきました。

保育士ワーカーと保育士ONEは結構比較して検討する人も多いのですが、実は「保育士ワーカー」と「ほいく畑」で比較する人の方が多いのです。

詳しくは「保育士ワーカーとほいく畑を5つの項目で比較！」こちらにまとめましたので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。